‘bohemianvoodoo’のブログ
×
[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。
イオリです。
昨夜はモーションブルーにお集まりいただき、ありがとうございました!
会場に来られなかった方からもたくさんのメッセージを頂き、大変感謝しております。
これまでお伝えしてきましたとおり、昨夜のライブを以てドラムスの井上がバンドを離れ、休養に入りました。
2008年3月にbohemianvoodooを結成してから5年以上の間、共に楽曲制作をし、ライブをし、同じ時間を過ごしてきた井上が活動から外れてしまうのは、正直不安でいっぱいです。
ですが、昨夜皆様からいただいた声援や応援に勇気付けられ、今はこれを乗り越え、進んでいくしかないものと思っています。
bohemianvoodoo第一章の終わり、そして第二章の始まりとして、満員の地元モーションブルーでこれまでの集大成をお聞かせできたこと、とても嬉しく思っております。
昨夜のステージでは演奏しきることに精一杯で、これまでの活動を振り返ってお伝えすることはできませんでしたが、今日は昨夜の録音を聴きながら、これまでの活動を思い出して過ごしました。
* * *
井上に初めて会ったのは、bohemianvoodooを結成する9ヶ月前だったと思います。
偶然の出会いでしたが、その時の印象は、今と変わりません。
とにかく大きく、心地よいビートを叩くドラマーだな、という印象でした。
当時から井上が忙しく過ごしていたこともあり、その後bohemianvoodooを結成するまで井上に会うことはありませんでしたが、スタジオに入るため関内駅で待ち合わせて数ヶ月ぶりに再会した時は、やっぱりデカいな!と思ったことを覚えています(笑)
それからいくつかのライブを経て、初作“bohemian bazaar”のレコーディング。
これは井上の旧知の友人でもある遠山君のスタジオ“Studio ad'z”で録音しました(SCENESのプリプロでもお世話になりました)。
浜松で二泊三日のスケジュール、井上の作るカレーを食べたりしながら、なんとか録り終えました。
そうして出来た“bohemian bazaar”のジャケットは、Ariちゃんがスペインで撮ってきた写真をもとに、井上がアートワークを手がけました。
発売は、井上の個人レーベル“exhaustion music”からでした。流通やなんや全部井上がやってくれて、初めてタワーレコードにbohemianvoodooのアルバムが並びました。
ツアーの車の中やステージ上でも、常に井上はムードメーカーでした。
でっかい笑顔にでっかいドラミング。
その迫力は、島さんに「こんなに音のデカいドラマーはバディ・リッチか井上くらいだ」と言わしめるほどでした(笑)
そしてただ音が大きいだけでなく、彼の人柄が滲み出た温かみ、繊細に構築されたフレーズが散りばめられている事は、これまでの作品からも伝わると思います。
“Lapis Lazuli”、ライブ盤とリリースを重ね、昨年のフルアルバム“SCENES”のレコーディング。
四人のメンバーと、周囲の人達のご協力で、出来る限り最高の作品ができました。
そうして出来た作品は、発売から四ヶ月を過ぎた今も、タワーレコードで特設コーナーで展開いただき、また新たな人に手に取っていただいています。
協力し合って生み出した曲や情景が、一人ひとりへ伝わっていくこと。これは何よりも嬉しいことです。
リリース後は、井上が不在の中も、サポートドラマー山本拓矢くんの協力を得て、何とかツアーを周ることができました。
短い期間でbohemianvoodooの楽曲をさらってくれてありがとう。
そして昨日、あっという間にその日が来てしまったような気がします。
この五年間の集大成、一曲、一小節、一瞬を噛み締めて演奏させていただきました。
島さん、ケンさん、Tommyさん、NOBUさん、樽木さんの協力を得て、多くの方々が見守る中、井上の最後の一打まで、感慨深いものがありました。
このタイミングでの出来事に、これは試練だと言って下さった方が居りました。
今日からまた、これまでとは違った世界が待っていますが、bohemianvoodooも井上も、精いっぱいやっていくと思います。
これまで本当にたくさんのステージを一緒に作り上げてきました。今はとにかく寂しいといった思いや、喪失感は語りきれないものがあります…ですが、やり続けていけばいつか、何らかの形でまた一緒に音楽が出来ると確信しています!
五年間、本当にありがとうございました。
そして改めて、これからもbohemianvoodoo、井上をよろしくお願いします!
PR
Archive