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‘bohemianvoodoo’のブログ
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こんばんは、イオリです。
 
誕生日や、何周年、というので大々的に祝われるのは個人的には少々苦手な部分もあったのですが、去年の自分の誕生日に、「誕生日ってのは、自分が祝われるのもそうだが、まず、産んでくれた親に感謝する日だ」という教えを頂いたこともあって(教えてくれたのは親じゃないよ、親が自分で言ってたらウケる)、今年は、メンバーや、バンドを続けるにあたっていつも支えてくれている方々への感謝の気持ちを込めて、7周年!と公表して、広島のツアーに行って参りました。
 
7周年の前日となる3/21、広島のジャズバーLush Lifeでのワンマンライブ。
キャパシティーの関係から最近ではジャズバーで演奏する機会が減ってきている中、入替制でこの公演を組むことができました。
バンドの初ライブも横浜のジャズバーで、結成してからしばらくは、ジャズバーで演奏する機会も多かったんです。
積年のジャズの空気が染み付いた店とか、ジャズバーならではの、スピーカー越しでなく限りなく生音に近い演奏を聴いてもらえる感じっていうのは、やはりそこにしかない魅力があります。
 
今回、もう一つ楽しみにしていたことがあって、Lush Lifeには1月にも自分のトリオで演奏しに伺っていたのですが、その際に清水末寿さんというサックス奏者の方とお会いしました。
今、Lush Lifeで毎日のように演奏されているとのことで、トリオのライブが終わった後にバーカウンターでお話しさせていただいていたのですが…その際に聴かせていただいた清水さんの昔の録音を聴いて、その内容が素晴らしく、椅子から転げ落ちそうになりました。
それもそのはず、清水さんは、フレディー・ハバード、マル・ウォルドロン、アート・ブレイキー、山下洋輔、日野皓正氏をはじめ、錚々たる音楽家たちと共演してきた生粋のジャズ・プレーヤーでした。
そんな清水さんが、「よかったら、今度は一緒にセッションしようよ」と言ってくれたので、また会える日を楽しみにしていました。
 
そして迎えた当日、バンドのオリジナル曲を譜面に起こし、当日リハーサルで、一曲一緒に演奏することができました。
本当に素晴らしいプレーヤーって、周りのメンバーのプレイまでを変えるんですよね。
その感覚は、昨年ロン・カーター氏や、日野皓正氏と一緒にプレイした時の感覚にも似ていて、バンドの曲なのにそれ以上のポテンシャルを引き出されたというか、清水さんのソロが深く進んでいくにつれて、自分自身とバンドメンバーの、これまで見たことがないプレイが飛び出していました。
 
 
2ndの最後、一曲だけのセッションでしたが、素晴らしいライブの締めくくりとなりました。
やー、勉強になりました!!
 
その時代を経てきた人だけが知ってる音や、タイム感、グルーブっていうのがあるんですよね。
都内や横浜にも、そういう音楽家たちが今現在も演奏し続けているジャズバーがある。
こういったサウンドの魅力は、ぜひ若い方々にも、体感してほしいですね。
 
そして2日目。バンドの初ライブからちょうど7年となった3/22、タワーレコード広島店でのインストアライブを行わせていただきました。
タワーレコード広島店との出会いは、2年半前、バンドが2ndアルバムを出したタイミングでしたね。
当時まだ無名だった我々のCDを手にとって純粋にそのサウンドを気に入っていただき、力のこもった展開コーナーを作り、それを全国のタワーレコードまで広めてくれた。
その起源となった場所で、バンド7周年の日にライブができるっていうのは、我々としても感慨深く、精一杯演奏させていただきました。
力のこもった手書きの「7周年」ポスター、そして2年前のあの時に作ってくれた「一生の名盤に出会いました」ポップ。
今も色あせることなく、バイヤーさんのソウルがギンギンに詰まっていました。
 
 
何度も同じことを書いてきた気もしますが、われわれ作り手だけでは、なかなかリスナーまで音楽って届かないんですよね。バイヤーさん、DJ、イベンター、雑誌、ラジオ、レーベル…それを届けてくれる人があって、我々が活動できています。
広島に我々の音楽を根付かせてくれたのは、やはりタワーレコード広島店あってこそ。
我々としても感謝の気持ちを込めて言わせていただきたいです、「一生の名店に出会いました」と。
 
今ある全てが7年前に0だったと考えると、一歩一歩、密にメンバーと音楽や、周りの方々と企画を重ねながら時を過ごしてきたんだな、と感じます。
今回のツアーにあたっても、企画してくださったイベントチームKuMiAiの方々、タワーレコード広島店、Lush Life、ありがとうございました!
 
今後もバンドのさらに新しい一歩を!進めていきますよっ。
 
 
 
 
 
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